三階建てにはつきものの階段と間取りの関係

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三階建てにはつきものの階段と間取りの関係

三階建てと階段



スペースを生かしていくということでは、縦方向に伸ばすというのは大きな選択肢になってきます。土地代の高い日本の事情を考えると、有効な手段であることがわかるでしょう。三階建てを選択するということも、こうした日本らしい事情が絡んでいることが多くなってきます。狭い土地であっても、有効に使っていくことができる方法ですが、縦に伸ばすということは往来を考えなければいけません。平屋の住宅とは、さまざまな面で異なる設計があるからです。

上下の行き来が多くなっていくということは、設計の段階から考慮していかなければいけません。そのひとつとして、階層ごとに階段をつけるということになってきます。ですが、ただ階段をつければいいというわけではありません。あくまでも使い勝手を考えて階段を設置しなければ、三階建てが使いにくい間取りになってしまうことも出てきます。

実際に階段のスペースをしっかりととらなければならず、オープンなかたちにすることもできますが、一直線に作らなければいけないことも考慮しなければいけません。直通階段ということになりますが、設計上区別して考えると、各階に上がる階段ができあがります。三階建てですので2つの階段ができあがることになりますが、これが連続しており直通できるということが建築基準法の条件のひとつです。判断基準があいまいなところもありますが、スペースとして考えておかなければいけない点といえるでしょう。



将来的なことも考えて間取りを



三階建ての階段ということでは、今現状は平気でも、将来使い勝手に問題は出ないのかということを考えておかなければいけません。年齢を重ねると、階段を上がり降りするのはつらくなっていきます。足腰が弱くなっていくのは、だれでも致し方のないことだからです。ホームエレベーターも安くなりましたので、取り付けるということも考えられますが、それでも出費は増えることになるでしょう。メンテナンスも考えなければいけません。

そこで、間取り自体を考えておくということも重要になってきます。3階に上がるのがつらくなるのであれば、1階を居間にできるようにしておけばいいということです。現在は違ったとしても、そうできるように考えておけば、将来対応させることができるようになります。寝室だけでも移せるようにするというだけで違いが出るでしょう。間取りの設計段階で計画をしておかないと、将来使いにくくなることも出てきます。生活空間を1階にできるように設備も考えておけば、不安もなくなってくるはずです。せっかく大きなスペースを取ろうと考えているのですから、長く利用できるように検討しておくことが必要といえます。

設計の段階でこれがベストであるということはありません。あくまでも、生活ということを考えて設計は導き出してくるものになるため、どんな形を目指すのか、将来像も含めて検討することが必要です。



各階の間取りを考えていく



各階の間取りを考えていくことが必要ですが、それぞれ考えるべき性格が異なります。1階は、階段の上り下りがありません。高齢になって使うことが向いているスペースといえる部分ですが、構造的にどうしても日当たりが落ちます。風通しも悪くなるため、居住スペースとしては不向きな部分があることも理解しておかなければいけません。そのため、倉庫やガレージ、会社事務所などとして使うこともあります。

2階は日当たりも風通しも1階に勝るといえるでしょう。上下階をつないでいる部分でもあることから、リビングとして使うと便利といえます。すべてリビングに使ってしまうといった極端な使い方もできるでしょう。他の階にリビングに関する設備をつけないようにすることで、シンプルに作っていくこともできるようになります。2階ということで、明かりもとりやすくなるというところも利点です。

3階は最上階ということで、日当たりが良く風も最も強くなります。窓を開ければ、換気も簡単にできるでしょう。その代わりに、温度が最も上がりやすく夏場は暑くなりやすい欠点を持っています。室内の階段に扉が無いような場合には、1階で冷房をつけると、熱風が3階に上がってしまうようなことも起きるため、注意が必要でしょう。住居スペースに使わず、プライベートなスペースを生かして趣味の空間にしたりするのも方法です。アレンジもしやすいスペースとはなりますが、注意点も多い階といえます。

三階建てにするというのは、スペースの有効活用に間違いありません。ですが、階段の問題を含め、間取り次第で使い勝手が大きく変化してしまいます。専門の知識を持つ人たちとともに検討することが重要であり、短期的に考えるのではなく、長期的な視野を持って対応していくことが必要でしょう。できるだけ多くの物件を手掛けているところであれば、経験も豊富ですので、住みやすく使い勝手のいい三階建てを作り出すことができるでしょう。

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