木造住宅の建築工程を知ったうえで業者を選びましょう

北辰工務店 > 北辰工務店のコラム > 木造住宅の建築工程を知ったうえで業者を選びましょう

木造住宅の建築工程を知ったうえで業者を選びましょう

日本人に親しまれている木造住宅2>
日本人は木に親しみ木造住宅に住み続けてきました。一方では木に対するイメージとして木は腐りやすい、地震に弱い、シロアリに弱いなどマイナスのイメージがあります。しかしこれは樹種によるもので、日本の住宅材料として重宝されてきたヒノキは腐りにくいものです。昔から親しまれているヒノキぶろのように長期間水に浸かっていても腐りにくい材質です。その腐りにくさから古くから神社や仏閣の建築に使われており、千年以上経た建造物がいくつも残存しています。
また鉄やコンクリートに比べ木は強度が劣るというイメージがありますが、これは単に木が軽いからであり、実際同じ重量で比較すると引張強度は鉄の4倍、圧縮強度はコンクリートの6倍ほどあります。地震は建物の重さにより被害度が変わるので軽くて強い木の建造物は耐震性も優れたものと言えます。木造住宅の建築工程の中で強度計算をしっかりしておけば耐震構造に優れた木造住宅が作れるのです。実際ヒノキの強度は伐採後200年でピークに達してその後徐々に下がって行き、約1200年後にやっと伐採時の強度に戻ると言われます。1300年を経た古い建造物でもその強度が失われていません。
またヒノキはシロアリに強いD1樹種と言う種類のものです。イエシロアリの選択食害実験によると外来樹種では被害があるのですがヒノキでは無害だという実験結果があります。
それ以外にもヒノキの香りはリラックス効果があり、消臭作用もあってホルムアルデヒドを吸着する作用があります。他にもカビやダニを抑制してアトピーや喘息などを防ぐ効果があるので非常に優れた木製建築材料なのです。

木造住宅はどんなもの


ではその木を使った木造建築にはどのようなものがあるのでしょうか。元来、住宅建築にはこの木造の他に2x4というパネル工法と鉄骨造りとがあります。木造は木造軸組構法と呼ばれ、日本に昔からある工法で柱と梁、土台を組み合わせた骨組みの基本構造に壁を付けていく方法です。在来工法と伝統構法の2種類の工法がありますが、私たちの住む一般的な住宅は在来工法で作られます。これは柱と梁と土台で囲まれた四角い領域に木材を斜めに組み込んだ筋交いと呼ばれる補強の支えを入れる方法です。
一方の伝統構法は神社やお寺の建築やお城の修復などに見られる方法で、宮大工のような専門職人が釘を使わず伝統的な木材の組み合わせだけで強度を確保するものです。一般的に在来工法は耐震、伝統構法は免震に優れていると言われ、私たちの住む一戸建て住宅は耐震が必要なため、最近の住宅では在来工法に合板をはめ込んで耐震強化させる方法が主流となっています。
これら木造住宅のメリットとしては、設計自由度が高く間取りが思い通りに出来るので、設計時点だけでなく建築工程の途中でも施工主の意見が取り入れやすいことがあります。また比較的安価で、増改築もしやすいうえ、鉄骨造りなどに比べ建築業者も多くあり、依頼先の選択肢も広がります。木造住宅は通気性に優れているので日本の四季に適しています。一方デメリットしては職人の手加工による作業が多いためその力量によって仕上がりの良し悪しの差が出てしまいます。また耐火性に劣るので火事には注意がより必要です。

木造住宅の建築工程


通常、木造二階建ての工期は4から6ヶ月です。最初の1ヶ月程度の間に現場の状況確認や地盤調査などを行います。その後、地縄張りを経て基礎工事、木材搬入などに移ります。2ヶ月を過ぎた頃に上棟式を行った後、躯体工事、屋根工事、床下地工事、外装工事、内部下地工事の順に仕上げて行きます。これらは雨など自然の影響が及ぼされないような段取りで進められて行きます。5ヶ月経った頃に内部仕上げ工事、塗装工事が終わると足場が外され完成間近の住宅が姿を現します。続いて建具や内壁などの内装工事が行われ、電気設備機器が設置されます。最後に竣工検査が実施され、完成された新居が依頼主に引き渡されます。
各建築工程において工事が正しく行われているか確認したい場合には地縄張りや基礎コンクリートなど複数の工程ごとに現場に赴き自らの目でチェックしますが、依頼主のほとんどは建築の素人なので第三者に住宅検査を依頼する方法があります。自分の新居が建築基準法に違反していないか、構造的欠陥がないかなどは素人目には分かりません。一級建築士に検査を依頼すれば住宅検査を実行してくれますがこの場合は調査費用が発生します。
住宅検査をしない場合は最初からしっかりした建築業者を選ぶことが大切です。現在は熟練の職人が減少していてどの建築業者も腕の良い職人の確保が困難になっています。経験豊富な熟練職人を複数雇用し、その熟練職人と機敏に動ける若手職人とを適度に使い分けることで工期の短縮化や高品質の維持に努める業者を見つけることが重要です。職人を社内で育成しているようなレベルの高い建築業者であれば安心して任せられるでしょう。また新築の依頼時に耐震などの構造計算をしっかり実施しているかなども確認しておかなければいけません。これらの要件を満たすような制度の整った建築業者をじっくりリサーチしてから依頼することが大切です。

次の記事へ

MENU