木造住宅の坪単価は、簡単には算出できません
家の建て替えを考えているのであれば、建設会社や工務店に依頼するのが一般的ですが、いざ依頼するとなるとどのような会社を選べばいいのか悩むものです。
例えば、プロ集団で1級建築家が何名いて、2級建築家は何名います。それ以外にも自宅内のデザインなどに詳しいインテリアコーディネーターや建築大工技能士も何名いますと紹介している会社であれば、家作りをがんばってくれそうなイメージが持てます。
またISO9001の認証取得している企業であれば、品質をしっかりとマネジメントすることで高性能な住宅を提供できることから、顧客満足度も高いと想像できます。建て替えなどを考えている場合にも、こういう当たり前のことをしっかりと前面にだしている企業が信頼できると考えるでしょう。

自宅の建て替えについては、今度はどのようなデザインにするか、伝統的な日本家屋にするか、欧風にするかなど希望は大きく膨らみます。
まずは、建設会社や工務店から住宅カタログを取り寄せてみましょう。いろいろなデザインもありますのでイメージに近いものを探すこともできますし、家族で話し合う際の材料としても活用することができます。
新築の場合、自由に設計することもできますが、すでに契約しているデザイナーが設計に携わった住宅に住むことも可能です。
しかし、値段が安いからというだけで材質などを選んではいけません。一般的な住宅は、25年から30年が寿命だとも言われていますのでそれだけの期間はしっかりと私たちの生活基盤を支えてくれる家を造りたいものです。
ISO認証取得を宣伝している工務店や建設会社であれば、素材や技術についても信頼することができます。せっかく建て替えるのであれば、よい木材を使用している木造住宅を建ててみるのもいいでしょう。
坪単価についても詳しく説明をしてもらうことは重要です。
木造建築はヒノキパワー
自宅の建て替えをする場合には、一流の素材を使ってみたいと考える方も多いのではないでしょうか。その代表的なものといえば、木造住宅に利用されているヒノキが挙げられます。
また、木材は地震にも強いと言われていますので、地震大国である日本には適した素材でもありますが、坪単価が高いとも聞くので気になるところです。
木造住宅で使用される木材とはどのようなものでしょう。また身体にいいというのは本当なのでしょうか。
今は健康でいるためには住む家も考えなければいけない時代なので、よい木材を使用している家屋の需要も増えつつあります。木材は腐りやすく、シロアリのすみかになるのではないかとか、本当は地震にも弱いのではないかと心配される方もいるでしょう。確かに木材には、腐ってしまうタイプもあれば、しっかりとしていて何百年も腐らずに重要文化財などに使用されているものも多くあります。
腐らない木材には、腐朽菌に打ち勝つ力のある木かどうかで決まると考えられています。その代表的な木材がヒノキです。
例えば、ヒノキは水にも強いので風呂釜などにも使用されています。また、木材は軽いのに丈夫であることから地震にも強くて、その代表的なものがヒノキであると言われています。
古くから存在している神社・仏閣でもヒノキが使われていますし、その代表が日本最古の木造建築である法隆寺だと言われているのです。しかも1300年も経過しているのにもかかわらず、今でもヒノキの良い香りがすることで素晴らしい木材であると再認識されています。
このヒノキの香りは、脳波に良い影響を与えることで、リラックス効果を得ることができるとされています。浴槽がヒノキでできていれば、うらやましいほどのぜいたくだと言われていますし、一日の最後にヒノキの香りをいっぱい浴びることで気分もリフレッシュすることができます。
坪単価は建築費用で変動する
自宅を木造住宅に建て替えるのであれば、リラックス効果の高いヒノキを利用したいものです。
ヒノキは丈夫な木であるだけでなく、シロアリを寄せ付けないことでも有名ですし、ホルムアルデヒドを吸収してくれるとも言われています。家族にぜんそくやアレルギー疾患の方がいるのであれば、やはりヒノキを利用した木造住宅にすることをおすすめします。
木造住宅は一般的な住宅と比べた場合に坪単価が割高だと考えられています。
通常の坪単価とは、工事全体にかかる費用」を延べ床面積で割る価格のことを指しています。そのため一概に坪単価が幾らだとは言うことはできません。どれくらいの延べ床面積にするのかは、施主の意見を取り入れながら設計することで大きく違ってきますし、機能性に優れたデザインの家や住宅メーカーの有名なデザイン住宅であればそれだけで単価がアップするでしょう。
それだけではありません。例えば、キッチンや浴室などを最新式のシステム化することで建築費用が上がっていきます。
しかし、よく考えてみましょう。木造住宅にヒノキなどを使っていることで、日々の生活を気持ちよく健康的に過ごすことができますし、住宅そのものも長く愛されて50年100年と受け継がれていくことも可能になります。
ガスや電気などの契約をトータルで考えることでその後の電気代などが割安になることもあります。今流行りのオール電化にすることや、床暖房を全面的に入れることで冬の暖房費を抑えることもできますので、建設段階で盛り込んでしまうのも一つの方法です。建ててからかかる費用のことも考えて、いろいろな方向から削れるものと付け足すものを考えることが大切です。