中庭のある家の施工事例紹介!間取りのポイントとは?

ガーデニングや家庭菜園が楽しめる庭付きの家に憧れる人は多いかもしれません。しかし、「それほど広い敷地がない」と、あきらめてしまう人もいます。特に、都市部の住宅街の場合、広い庭のある一戸建てはなかなか実現が難しいかもしれません。
中庭は、都会でも「庭のある暮らし」を可能にする方法のひとつです。
建物や壁に囲まれていながら、道路や隣地の人の視線を気にせず過ごせる、ちょっと贅沢なプライベート空間。日差しが降り注ぐオープンスペース(=中庭)を作ることで、それほど広くない敷地でも、庭のある暮らしが実現できます。
「子どもやペットと庭で遊びたい」「都会でも四季の自然を感じたい」「友人を呼んでお茶やバーベキューをしたい」。そのような夢を叶えてくれるのが中庭です。
この記事では、中庭のある家のメリットや活用法、間取りのコツや施工事例をご紹介します。一戸建てをお考えなら、ぜひ参考にしてください。施工事例はこちら
中庭が暮らしに与えるよい影響

中庭があると、さまざまな面で暮らしが快適なものとなります。
ここでは、中庭のある家のメリットを3つ紹介します。
1. 採光と通風に優れている
家族の心身ともに健やかな生活に、明るい自然光は欠かせません。しかし、立地条件によっては、普通に窓を設けただけでは十分な採光ができず、部屋が暗くなってしまうことがあります。そこで役立つのが、中庭です。
中庭を作ることで壁面が増えるため、多くの窓を設けられます。その結果、さまざまな方向から自然光が室内に差し込む家が完成するのです。
また、窓が増えることで、自然と風通しのよい家になります。
自然光にあふれた風通しのよい家になれば、湿気を感じづらくなるなど、住まいの環境もよくなります。太陽光が差し込めば、照明代も節約できるでしょう。
何より、朝日が差し込む部屋に住んでいると、生活のリズムがよくなって、体や心によい影響があるといわれています。中庭は、家族の暮らしをより明るいものにしてくれるでしょう。
2. 安心・安全に暮らせる
建物や壁が視線をさえぎる中庭は、敷地の外の影響を受けにくい点もメリットです。そのため、隣人や通行人からの視線を気にせずに、プライベートな空間を楽しむことができます。子どもがいる家庭の場合、安心して子どもを遊ばせることができるでしょう。
また、大きな窓を設置したい場合も、開口部が中庭側にあれば、防犯面をそれほど気にすることなく採光や通風が可能です。セキュリティ面でも効果が期待できるため、安心・安全な暮らしに役立ちます。
3. 家族間でほどよい距離感が保てる
壁で仕切られた家の中では、意外とほかの家族の様子がわからないものです。しかし、家の中心に中庭を置けば、窓からほかの部屋の様子がわかります。離れた部屋にいても、家族の気配を感じられれば安心です。それでいて、中庭という屋外空間を挟むことで、ちょうどいい快適な距離感も保つことができます。
中庭は、二世帯住宅にもおすすめです。完全に分離した二世帯住宅の場合、自然なふれあいが少なくなりがちです。しかし、親世帯と子世帯が中庭でつながっていると、お互いのプライバシーを確保しながらも、自然と触れ合う機会は増えます。離れていても家族のつながりを感じられる、それが中庭のある暮らしです。
中庭の楽しみ方

中庭は、さまざまな用途に使うことができます。ここでは暮らしを豊かなものにする、中庭の活用例を紹介します。
周囲を気にせず趣味が楽しめる
中庭では、日曜大工やガーデニングといった趣味を楽しめます。家庭菜園で野菜やハーブを栽培している人もいれば、DIYで収納家具を作っている人もいます。植物を植えて、四季の自然を感じられる場所にする。あるいは、1人で思索や読書をするための特別な空間にしても構いません。外から見られる心配がないので、好きなことを好きなように楽しめます。
ガレージとして利用する
中庭に、自動車やオートバイ、自転車を置いてガレージにする人もいます。外に置いておくと、盗難やいたずらなどの被害に遭うこともありますが、中庭なら愛車を守ることができます。水道を引けば、洗車やお手入れが、いつでも可能。リビングでコーヒーを飲みながら、自慢の愛車を眺めて楽しむこともできます。
ウッドデッキを設置する
中庭にウッドデッキを設置すると、サンダルに履き替えるだけで、気軽に庭に出られます。洗濯ものが干しやすくなるだけでなく、ウッドデッキでちょっとしたストレッチをしたり、テーブルでお茶を楽しんだりしてもよいでしょう。
ウッドデッキをセカンドリビングとして活用すれば、限られた敷地を有効に活かせます。
家族や友人とレクリエーションを楽しむ
家族や友人とレクリエーションを楽しむスペースとしても活用できます。中庭でお花見やバーベキュー、花火やお月見といったイベントを行うことも可能です。
キッチンやリビングとつながった中庭なら、アウトドアでの飲食も気軽にできるというメリットもあります。
犬や猫を遊ばせる
愛犬や愛猫といっしょに暮らしているなら、中庭のある家は、ご主人はもちろん、ペットにとってもうれしいことがいっぱい。
犬なら、ちょっとした散歩ができます。危険が多くて外には出せない猫も、仕切られた中庭ならお出かけしても安心です。庭で遊べば、ペットのストレス軽減や健康維持にもつながるでしょう。
中庭のある家の間取りのポイント

中庭には、次の3つのタイプがあります。どのタイプを選ぶかによって、間取りや導線は変わってきます。あなたの希望するライフスタイルに合ったタイプを選んでください。
ロの字タイプ
上から住宅を見ると、カタカナの「ロ」の字になるタイプです。周りが建物で囲まれているため、通りや近所からの視線が気になりません。プライバシーをしっかり守って、お子さんやペットを安心して遊ばせられるタイプです。
コの字タイプ
住宅を上から見たときに「コ」の字型に設計することで、中央に中庭のスペースを確保するタイプです。周囲を完全にさえぎるわけではなく、一面を開放することで、ほどよくプライバシーを守りながら、開放感も確保できます。
L字タイプ
建物を「L」字型にして、2面の壁に沿って中庭を設けたタイプです。中庭を囲む壁が2面だけなので、3つの中では、もっとも開放的です。敷地が狭くても庭のスペースが広く取れるのが特徴。建物の形の自由度が高いことから、間取りも工夫しやすいタイプです。
どのタイプを選ぶにしても、建てるときは、中庭も家全体の間取りに含めて設計することが大切です。とくに生活動線を考えながらデザインすれば、暮らしはより快適になります。
たとえば、中庭とリビングの床を段差のないフラットな間取りにすれば、家と庭を自然に行き来できる動線ができます。中庭に洗濯物を干すなら、ランドリールームからの動線をコンパクトにすれば、スムーズに家事ができるでしょう。バーベキューやランチを楽しむなら、キッチンやリビングからの導線を考えてデザインすれば、気軽に中庭での飲食を楽しめます。
このようなポイントを押さえて家を建てるなら、オーダーに応じて、高い住宅性能を実現できる工務店に依頼することが大切です。採光や風通し、生活の導線までを考えたプランニングと、それを実現できる技術を持った、実績のある工務店をお選びください。
中庭のある家は北辰工務店にお任せください

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