戸建賃貸経営のメリット5選!成功するための土地・物件の選び方
これから不動産投資を始めようと思っているなら、戸建賃貸経営を始めるのも選択肢の一つです。ただ、戸建賃貸経営と言っても本当にリスク管理や収入面などで心配しなくても大丈夫なのか、いろいろと気になることも多いのではないでしょうか?
戸建賃貸経営には様々なメリットがあるので始める価値は十分にありますが、当然ながらデメリットもあります。そこで今回は、戸建賃貸経営のメリットやデメリット、土地や物件の選び方について解説していきます。
戸建賃貸経営のメリット5選

今回、「戸建賃貸経営で最もメリットを感じる要素は?」という内容で戸建賃貸経営を始めている方100人、20代~60代の人にアンケート調査を行ってみたところ、最も多かったのは49%の「入居期間が長いので空室リスクが低い」でした。
「一般のマンションやアパートに比べると家族で入居するケースが多く、その場合なかなか引越しがしづらいと思うので、空室リスクが低いのは投資物件として魅力的。」「空室は最大のリスクと考えるので、大切です。」といった意見を持っている人が多く、空室リスクの危険性について理解しているからこそ戸建賃貸経営を行う意味があると言えるでしょう。
次点で17%の「家賃相場を高く設定できる」では、「戸建賃貸経営は家賃相場を高く設定することができるのでその点はメリットだと感じています。」「比較的高い賃貸料を継続的に得ることができるので、戸建賃貸経営に魅力を感じています。」と答えていました。
次に15%が「節税効果が期待できる」という回答になっています。「戸建をできるだけ安く貸せば喜ばれます。その行為が節税に繋がれば嬉しいです。」との意見が挙げられています。
次いで12%が「利回りが良い」という回答で、「建築費用が比較的低価格でできますので、マンション等よりも利回り面でメリットを感じます。」と答えていました。
最後は7%が「立地に左右されにくい」という回答で、「立地の良い場所は土地の値段も高いと思うので、立地に左右されにくいことはメリットだと思います。」という意見がありました。

戸建賃貸経営にはデメリットもある?
戸建賃貸経営には様々なメリットがありましたが、当然デメリットもあります。
まず大きなデメリットとして挙げられるのが、一度空室になってしまうと長期間誰も入居してくれない可能性があることです。マンションやアパートであれば一人暮らしでも家族でも手軽に引っ越せますが、比較的高い家賃相場、後々の引越しの手間など様々なことを問題する人もいます。
特に引越しの繁忙期になっても戸建に引っ越してくる人がいなかった場合、長期間空室になっていることも珍しくありません。家賃収入がないまま戸建のメンテナンスに追われることもあるでしょう。
メンテナンスやリフォーム費用が高くなりやすいのも大きなデメリットです。アパートやマンションと違って家自体が大きいため、外観や内装、設備など様々な点で修復・改善しなければならないところが山積する可能性があります。
長期間住んでくれるのは大きなメリットがあるものの、いざ空室になった時に大変な費用が必要になるので注意が必要です。さらに、隣人トラブルにならないと決まったわけではありません。
確かにアパートやマンションと比べると隣家との距離が離れているのでトラブルになりにくいと言えますが、絶対にトラブルにならないわけではありません。こうした隣人トラブルにも気を使わなければならないでしょう。
戸建賃貸経営に向いている土地や物件の選び方とは?
戸建賃貸経営で成功したいなら、戸建賃貸経営に向いている土地や物件を選ぶのが得策です。
戸建賃貸経営において重要なのは、アパートやマンションなら活用できない土地を活用することです。
特に重要視したいのは、
・狭い土地
・条件が悪い土地
・アパート供給が多い土地
以上の3つです。アパートやマンションなら狭すぎて建設できない土地でも、戸建なら建てられるのであれば十分有益な戸建賃貸経営ができると言えます。狭くても15坪以上、広ければ最低でも30坪以上確保できる土地であれば問題ありません。
ポイントは有効部分に戸建が建てられるかどうかです。地型や方位が悪いと悪条件の土地でも、自由度が高い戸建であればそれらを解消しつつ住みやすい戸建が建てられます。さらに、アパートの供給が過剰になっているエリアも、戸建住宅に住みたいという人が現れやすくなります。アパート経営の場合、周辺に似たようなアパートが乱立しているせいで他のアパートに流れてしまう恐れがあるでしょう。
しかし、戸建賃貸経営であれば戸建のメリットが活かせるので、アパートが乱立していても問題なく経営できる可能性があります。
物件を選ぶ上で重要視しておきたいのは、「建築費を下げるためにシンプルな間取りにすること」「家賃が高くなって入居率が下がるのを防ぐために3LDKまでに抑える」「南向きのリビングにする」です。
まとめ
戸建賃貸経営はアパートやマンション経営にはないような様々なメリットがあります。物件投資を行うのであればたくさんの家賃収入が得られるアパートやマンション経営の方がいいと思うかもしれませんが、空室リスクが高いことを考えると長期的に住んでくれる戸建の方が良いというのも納得できますよね。
家族で広い部屋に住むことを想定するなら家賃相場を高く設定しやすいのも大きなポイントですし、十分検討する価値があるでしょう。とはいえ、一度空室になったら長期間入居してくれない可能性があるとなると、とても楽観視することはできません。戸建賃貸経営を始めるなら、メリットだけでなく土地や物件の選び方のポイントやデメリットについて学ぶのがとくさくです。これから戸建賃貸経営を始めようか検討しているなら、ぜひ参考にしてみてください。