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住宅コラム

船橋市の治安はどう? 犯罪の発生状況や治安維持の取り組みを解説

船橋市の治安はどう? 犯罪の発生状況や治安維持の取り組みを解説

船橋市は、千葉県内でも有数の人口を誇り、都心へのアクセスも便利な街ですが、その利便性ゆえに治安が心配な方もいらっしゃるかもしれません。特に子育て世代にとって、治安は重要な要素でしょう。

そこで本記事では、船橋市の具体的な犯罪発生状況や、安心して暮らせる街づくりを目指す市の取り組みについて詳しく解説します。

「船橋市に住みたいけれど、実際のところ安全なの?」と疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

船橋市の概要

まずは船橋市が、どのような街なのか地理や人口、住みやすさ、子育て環境など、住む上で気になる情報をピックアップして紹介します。

面積・地理

船橋市は、千葉県の北西部に位置し、東京と千葉市のほぼ中間に位置します。面積は85.62km²で、海上交通・陸上交通の要所として栄えました(※)。地勢は全般的に低く平坦であり、自転車や徒歩でも移動しやすい地域だといえます。

北部には農地が広がり、中部には住宅地が、南部には商業施設や工場が多いなど、地域によって異なる特色を持ちます。特に、南西部および東部の鉄道沿線付近は、都市化が進んでおり住宅地や商業用地などに利用されているのが現状です。

また東京都心や成田空港へのアクセスに優れ、JRや私鉄各線が集まる船橋駅・西船橋駅をはじめ、多くの路線が通っています。そのため通勤・通学などに便利で、千葉県内でも有数の主要都市です。

※参考:船橋市.「船橋市の概要」.(参照2025-11-19).

人口・世帯数

船橋市の人口は、2025年4月1日時点で64万9,493人(うち男性:320万659人、女性:32万8,834人)となっており、全国の市町村(特別区を除く)で21番目と有数の人口を誇ります。世帯数は、30万6,920世帯です(※)。

船橋市の人口は、高度経済成長期以降急激に増加しており、1983年に50万人を超えましたが、近年では以前のような急激な増加傾向はみられず、緩やかな増加傾向となっています。とはいえ全国的に人口が減少傾向にある中で、希少な人口増の街だといえるでしょう。

一方で、世帯数は一貫して増加し続けており、単独世帯の増加が進んでいることが分かります。

※参考:船橋市.「船橋市の概要」.(参照2025-11-19).

歴史・沿革

船橋市は、船橋町・葛飾町・八栄村・法典村・塚田村が合併する形で、1937年に県下4番目の市として誕生しました。

1945年~1954年頃に京葉工業地帯の造成が始まったことを契機に、船橋市でも埋め立てによる工場用地造成が計画され、中小企業団地や工業団地などの造成が進みます。内陸部に多くの住宅団地が開発されたことで、大幅に人口が増加しました。

また同時に鉄道網も発達していき、1990年には東京駅まで全線開通しました。都心へのアクセスの良さや利便性の高さなどから、東京のベッドタウンとして発展していきます。

住みやすさ

船橋市はJR総武線や京成本線をはじめ計9つもの路線が通っており、東京都心や千葉市など周辺地域へアクセスしやすく、通勤・通学やショッピングなどに便利な好立地です。

例えば、船橋駅からはJR総武線で、東京駅まで約25分で到着。品川や秋葉原、新宿にも乗り換えなしで行けるほか、複数路線が乗り入れているので、千葉・東京の各地にアクセスできます。路線バスも充実しているので、マイカーがなくとも移動手段には困らないでしょう。

また主要駅周辺には商業施設や公共施設が集まるため、日常的な買い物も気軽にできるのも便利です。郊外には、大型ショッピングパークも存在し、週末のショッピングにも困りません。

ふなばしアンデルセン公園や船橋市運動公園、ふなばし三番瀬海浜公園など、都心でありながらも、子どもたちが自然の中で遊べる大きな公園が複数あるのも魅力です。

子育て環境

住みやすい環境の整った船橋市では、子育て環境の充実にも力を入れています。

船橋市は「英語教育特区」に指定されており、市立小学校での英語教育の早期導入や市立中学校での実践的コミュニケーション能力を促進する授業の追加など、グローバルな学びの環境が整っています。

市内には保育園やこども園が数多く存在しており、働きながら子育てできる環境が整っていることから、子育て世帯にぴったりな街です。

他にも、児童手当の支給や子ども医療費助成事業の実施などの各種手当や、子育てサロンの実施など、地域一体となって子育て世帯が安心して生活できるよう取り組んでいます。

船橋市における治安の現状

交通の便が良く暮らしやすい船橋市ですが、実際に住むとなると気になるのが治安でしょう。船橋市の治安について、犯罪認知件数の推移や犯罪種別の発生状況などから解説します。

犯罪認知件数の推移

船橋市の刑法犯認知件数は、2024年時点で3,735件と、人口が多いこともあり県内でも発生数の多いエリアです。前年の2023年が3,253件だったことから、年間500件ほど増加していることとなります(※1)。

しかし、全体的な数値でみると、段々と犯罪認知件数は減少傾向にあります。船橋市の刑法犯認知件数は2003年の1万7,793がピークで、その後は2008年に1万を切り、2021年には3,040件にまで減少しました(※2)。

その後はコロナ禍の外出自粛が終わったこともあり、やや増加に転じていますが、それでもピーク時の約4分の1にまで減少しています。犯罪抑止の取り組みが効果を発揮していると考えられるため、過剰に心配する必要はないといえるでしょう。

※1 参考:船橋市 市民生活部 市民安全推進課.「船橋市の刑法犯認知件数(令和5年・6年比較)」.(参照2025-11-19).

※2 参考:船橋市 市民生活部 市民安全推進課.「刑法犯認知件数の推移(平成15年~令和6年)」.(参照2025-11-19).

犯罪種別の発生状況

犯罪種別の発生状況をみると、2024年に発生した3,735件のうち、ほとんどが窃盗犯(2,703件)です。中でも自転車の盗難が1,263件に上り、船橋市で発生した犯罪の約30%にあたります(※)。

空き巣や車上狙い、部品狙いなども発生しているので、日頃からの安全対策が大切です。ゴミ出しやコンビニへの買い出しなど、少しの時間の外出でも、自宅のドア・窓の施錠を徹底しましょう。

また粗暴犯が206件にも上り、暴行96件・傷害98件と多く発生しているのも特徴的です。夜遅くの繁華街など、治安が悪くなりがちな時間帯・場所には注意しましょう。

※参考:船橋市 市民生活部 市民安全推進課.「船橋市の刑法犯認知件数(令和5年・6年比較)」.(参照2025-11-19).

近隣の市との比較

船橋市は、千葉県内の近隣の市と比較すると、刑法犯認知件数が多いといえます。

千葉県警察によると、船橋市の2024年における刑法犯認知件数は3,735件でしたが、周辺の市は以下のような結果となっています。

  • 白井市:312件
  • 習志野市:1,139件
  • 市川市:2,730件
  • 鎌ヶ谷市:596件
  • 八千代市:1,253件

犯罪認知件数が1,000に満たない市もあるため、船橋市は周辺に比べても犯罪認知件数がやや多いという結果になりました。県庁所在地の千葉市(6,824件)に次ぐ県内ワースト2位の犯罪認知件数の多さです(※)。

交通の便が良く、大都市ともアクセスしやすい多くの人が行き交う立地のため、どうしても他の地域と比べると犯罪が起こりやすくなっていると考えられます。

※参考:千葉県警察.「刑法犯認知件数の推移《平成27年~令和6年中》確定値」.(参照2025-11-19).

船橋市における治安維持の取り組み

千葉県内でも犯罪認知件数の多い船橋市ですが、ピーク時と比べると4分の1にまで減少しています。犯罪を未然に防ぐために、どのような治安維持の取り組みが行われているのか紹介します。

船橋市犯罪のないまちづくり条例

「市を挙げて犯罪に立ち向かわなければならない」という姿勢を宣言するために、「船橋市犯罪のないまちづくり条例」が策定されました。

船橋市では、2003年に犯罪発生件数が過去最多の約1万8,000件に到達。増え続ける犯罪に歯止めをかけるため、警察や町会・自治会を筆頭に防犯対策へ取り組んだ結果、3年間で約39%も犯罪を減少させることに成功しました。

同条例では、犯罪の機会を減らすための環境の整備と、自主的な防犯活動の2つを大きな柱としています。

基本的な取り組みとして、以下が挙げられます。

  • 地域防犯活動のため、犯罪情報の提供を積極的に行う
  • 市民の防犯意識高揚のため、防犯知識の普及・啓発活動を行う
  • 子どもを犯罪から守るために防犯対策を推進する
  • 市内の事業所や店舗、団体に協力を求め「人の目」による犯罪抑止を目的としたネットワークの構築を進める

船橋市客引き行為等防止条例

市内主要駅周辺において、居酒屋やカラオケなどの客引き行為が増加し、通行の支障・街のイメージ悪化につながることから、船橋市客引き行為等防止条例が施行されました。

同条例は、業種に限らず客引き行為そのものを制限するもので、下記のような行為を禁止しています。

  • 客引き行為:公共の場所において、不特定の者の中から、営利目的とする事業の客となるよう勧誘する行為
  • 客待ち行為:上記行為を目的に、公共の場所でうろつき・とどまる行為

規制区域となっているのは、JR船橋駅および京成船橋駅、JR西船橋駅、JR津田沼駅の周辺です。規制区域では、市の指導員や警備員などが巡回しており、違反行為に目を光らせています。

船橋市住まいの防犯対策補助金

船橋市住まいの防犯対策補助金は、犯罪への対策として「住宅に設置する防犯対策物品」の購入費用の一部を補助してくれる制度です。

対象は、2025年4月1日以降に購入した防犯対策物品で、主に下記のようなものが対象となります。

  • センサー付きアラーム
  • ガラス破壊センサー
  • 防犯砂利
  • 防犯カメラ
  • ダミーカメラ
  • センサーライト
  • 窓への補助錠
  • 防犯ガラス
  • 録画機能付きドアホン

補助金の申請は1度のみですが、複数品をまとめて申請することも可能です。補助金額は、防犯対策物品購入費(工事費含む)の2分の1(1世帯あたり上限2万円)です(※)。

最大2万円まで補助してもらえるので、防犯対策をそろえる絶好の機会だといえます。

※参考:船橋市.「令和7年度船橋市住まいの防犯対策補助金の申請を受け付けています」.(参照2025-11-19).

防犯パトロール隊への支援

船橋市では、防犯パトロールを実施する町会・自治会などに必要な物資を支給しています。具体的には、帽子やパトロールベスト、腕章、のぼり旗など、防犯パトロール活動に必要な各種の備品が挙げられ、経済的負担を軽減してパトロールを活性化させようと働きかけています。

支援の対象となるのは、下記要件を全て満たす団体です。

  • 船橋市内の町会・自治会や商店会、その他の防犯活動団体であること/li>
  • 5人以上で構成されていること
  • 継続して月1回以上の防犯パトロール活動を実施していること

申請期間は2025年5月28日~6月20日までのため、2025年11月現在は既に終了していますが、こうした市民活動への支援があることが、市民の安心感につながっているといえるでしょう。

「電話de詐欺防止装置」の貸し出し

千葉県では、固定電話に設置する「電話de詐欺防止装置」(警告・通話録音機能)の利用を推奨しており、船橋市でも貸し出しを実施しています。

電話de詐欺防止装置は、自宅の固定電話に設置するだけで使用可能。電話をかけた相手に「会話内容が自動録音されます」という警告アナウンスが流れ、会話が自動録音されるというシンプルな機能です。オレオレ詐欺をはじめとした特殊詐欺の犯人は、会話を録音されることを嫌がるため、不審電話の抑止効果が期待できます。

船橋市内に居住する65歳以上で、自宅で固定電話を使用している方が対象です。高齢者をターゲットにした犯罪の防止にも取り組んでいるので、二世帯住宅など両親と身近で暮らす場合も安心です。

スクールガード事業

船橋市では、子供の不審者被害を抑止するため、子供を見守るボランティア活動「スクールガード」を実施しています。

犯罪者・不審者は、人の目があることで「通報されるかも」と思いとどまりやすくなります。保護者や地域住民など、子供を見守る地域の目が増えることが、犯罪を未然に防ぐ鍵です。

スクールガードは、登下校の時間帯を中心に、10分~30分ほど通学路や近くの公園などで子供を見守っています。登録したボランティアは、防犯と書かれた腕章と帽子を装着しており、すぐに分かるようになっています。

「この地域にはいつも大人の目がある」ということが周知され、子どもたちがより安全に過ごせる環境づくりにつながっている活動です。

まとめ

千葉県船橋市は、都心へのアクセスが抜群で、主要駅周辺は商業施設・飲食店の充実した利便性の高さが大きな魅力です。通勤・通学のしやすさから、ベッドタウンとしても人気です。

市内には大きな公園も多く、子どもの遊び場にも困りません。しかし人口が多いことや交通の便が良いこともあって、周辺エリアに比べると犯罪認知件数が多い傾向にあります。日々の防犯対策を徹底して、犯罪を未然に防ぐ意識が大切だといえます。

船橋市で暮らすなら、注文住宅がおすすめです。注文住宅なら、家事動線の効率化や、防犯カメラ・オートロックなどの防犯対策も自由自在です。

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