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住宅コラム
住宅の基礎知識
2026.06.15.Mon
吉川市の治安はどう? 犯罪の発生状況や治安維持の取り組みを解説
子育て世代にとって、治安は、新しい土地での生活を始める際に最も気になる事柄の一つでしょう。特に埼玉、東京、千葉エリアで土地・注文住宅を検討中なら、長く住み続けるためにも治安の良し悪しは大きな懸念材料です。
吉川市は埼玉県の中でもトップクラスに治安が良く、ファミリー層が暮らすのにうってつけの街です。吉川市内の犯罪件数は減少し続けており、長く暮らすのに適しています。
本記事では、吉川市の概要から治安の現状、治安維持に関する取り組みまで紹介します。子どもとともに長く暮らせる地域を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
吉川市の概要
埼玉県吉川市が、どのような街なのか概要を解説します。住みやすさや子育て環境についても紹介するので、暮らし方をイメージしてみましょう。
面積・地理
吉川市は、埼玉県南東部に位置しており、東は江戸川を挟んで千葉県野田市・流山市に、西は中川を挟んで越谷市・草加市、南は三郷市、北は松伏町と隣接した街です。
地形は、ほぼ平坦な沖積低地で、自然堤防と後背湿地で構成されています。江戸川の堤防では、毎年3月下旬~4月頃に、菜の花が咲き誇る風景が広がります。堤防の上はサイクリングコースになっており、春の風を受けながら運動を楽しめる人気スポットです。
面積は31.66㎢で、埼玉県の中では小さな街で、昔懐かしい田園風景の広がる穏やかな雰囲気です(※)。都心まで1時間以内でアクセスできることから、穏やかに暮らしながらも通勤・通学のしやすいベッドタウンとして人気を集めています。
人口・世帯数
吉川市の人口は、2025年11月1日時点で72,200人(男性:35,999人・女性:36,201人)
です。世帯数は32,655世帯となっています(※)。
吉川市の人口は、1955年頃から上昇傾向にあり、人口・世帯数ともに上昇し続けてきました。少子高齢化の影響で、国全体では2010年の国政調査をピークに人口が減少傾向に転じていますが、吉川市は着実に上昇してきており、ベッドタウンとしての人気を集めていることがうかがえます。
特に、開発を行った吉川美南駅西口地域のある吉川美南地区の人口増加が大きく、他の地区に比べ突出しています。
ただし、ここ数年は大きな人口増加は見られず、72,000~73,000人程で前後している状況です。
歴史・沿革
吉川市は、1953年の町村合併促進法の施行によって、1955年3月1日に旧吉川町・旭村・三輪野江村の3つが合併して新吉川町となり、1996年4月に市制を施行して現在の「吉川市」となりました。
1973年の国鉄武蔵野線の開通と吉川団地の建設を経て発展し、1991年には人口5万人を超えました(※)。
吉川市は「なまずの里」として知られ、市内には、なまずモニュメントをはじめ、なまずをモチーフにした饅頭や煎餅、サブレ、ぬいぐるみ、キーホルダーなどのグッズが販売されています。これは、吉川市では稲作をはじめ農業が盛んだったため、昔から川の水を引き込んだ用水路や小川が各所に流れており、なまずは至るところで見られる身近な存在だったことに由来しています。
また古くから食用としても活用されており、現在でもなまず料理を提供する飲食店があるほどです。
住みやすさ
吉川市はのどかな雰囲気が広がりつつも、都心へのアクセスの良さからベッドタウンとして住みやすい地域です。
例えば、吉川駅(JR武蔵野線)は、東京駅まで直通で約50分とアクセス良好。新宿駅へ武蔵浦和で乗り換えて約50分、秋葉原には南流山で乗り換えて約40分で到着するなど、都内の主要駅に1時間以内で向かえるため、通勤・通学に適しています。
スーパーやコンビニ、飲食店などが立ち並び、深夜営業の店舗もあるので、帰宅時間が遅くても立ち寄れます。
また吉川美南駅周辺は都市開発が進んでおり、ショッピングセンターや公園があるなど、利便性と住みやすさが両立したエリアです。
子育て環境
吉川市は、大型商業施設のイオンレイクタウンやウニクス吉川が身近にあり買い物の利便性が高く、公園や緑地が202カ所もあるなど子どもの遊び場に困らない環境です(※)。
さくら通りでは、長く続くソメイヨシノの桜並木を楽しめたり、沼辺公園では木製遊具や親子で水遊びできるジャブジャブ池が整備されていたりと、自然に囲まれた環境です。
また吉川市の子育て支援として、さまざまな取り組みが行われています。
例えば、家庭訪問型子育て支援事業「ホームスタート」は、家庭訪問型の子育て支援です。妊娠中の方や6歳未満の子どもを育てる家庭を対象に、子育て経験のあるボランティアが週1回、2時間程親と会話したり、子どもと一緒に遊んだりしてくれます。子育て中の不安・孤立感を軽減してくれる制度です。
吉川市における治安の現状
子育て世帯にも住みやすい環境が整っている吉川市ですが、実際に住むとなると気になるのが治安の良さです。吉川市における治安の現状を解説します。
犯罪認知件数の推移
吉川市内の犯罪件数は、2003年の1,648件をピークに、年々減少傾向にあります。
これは地域住民による防犯パトロールをはじめとする対策が、犯罪抑止につながっていると考えられています。
直近の数字だけみると、以下のように犯罪認知件数が上昇傾向にあるように感じられますが、2020年・2021年はコロナ禍の外出規制があった時期のため、犯罪の発生が少なかったことに注意が必要です。
- 2020年:478件
- 2021年:382件
- 2022年:359件
- 2023年:460件
- 2024年:542件
実際、2017年は637件、2018年は603件、2019年は535件と、コロナ禍前と比べても犯罪認知件数は少なくなっています(※)。
犯罪種別の発生状況
吉川市で発生している犯罪を種別にみると、窃盗犯が刑法犯全体の約7割を占めています。
この犯罪の罪種別の割合は、大きな変化は見られておらず、凶悪犯罪のような大事件はほとんど発生していません(※)。
| 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 | 知能犯 | 風俗犯 | その他 | 合計 | ||
| 2011年 | 件数 | 5件 | 27件 | 737件 | 10件 | 5件 | 168件 | 952件 |
| 割合 | 0.50% | 2.80% | 77.40% | 1.10% | 0.50% | 17.70% | 100% | |
| 2016年 | 件数 | 2件 | 29件 | 445件 | 7件 | 3件 | 116件 | 609件 |
| 割合 | 0.16% | 6.07% | 73.00% | 1.14% | 0.40% | 19.00% | 100% | |
| 2021年 | 件数 | 2件 | 25件 | 279件 | 11件 | 2件 | 63件 | 382件 |
| 割合 | 0.52% | 6.54% | 73.04% | 2.88% | 0.52% | 16.50% | 100% | |
近隣の市との比較
埼玉県全体の犯罪認知件数は、2024年時点で51,667件に達しており、同年の吉川市では542件しか発生していません(※1)。
以下のように、近隣の市と比べても、治安の良さは抜きんでています。周辺地域は、吉川市の倍以上も犯罪認知件数が多いエリアがほとんどです(※2)。
- 越谷市:3,193件
- 春日部市:1,762件
- 三郷市:1,245件
- 川口市:4,529件
- 草加市:1,864件
- さいたま市:9,049件
もちろん近隣の市とは人口が違うため単純比較はできませんが、それでも吉川市の犯罪認知件数の少なさは、子育て世帯にとって大きな魅力だといえます。
吉川市における治安維持の取り組み
埼玉県内でも有数の治安を誇る吉川市ですが、治安維持のため、さまざまな取り組みが行われています。どのような取り組みが行われているのか、代表的なものを紹介します。
第4次吉川市防犯推進計画の策定
吉川市では、犯罪のない安全で安心して暮らせる街の実現のため、2023年に「第4次吉川市防犯推進計画」を策定しました。策定の背景や掲げる目標など、概要を解説します。
策定の背景
吉川市では、安全・安心な街の実現に向けて、防犯対策を総合的かつ計画的に推進することを目的に「吉川市防犯推進計画」を策定しています。
2006年9月28日に「吉川市安全安心都市宣言」を制定し、市・市民・地域・事業所・警察などが一体となって、犯罪や交通事故のない街の実現に取り組んできました。
他の地域に比べると犯罪認知件数の少ない吉川市ですが、ゼロではありません。2021年に、市内で発生した犯罪の約半数が街頭犯罪と侵入盗で、市民の身近な場所で発生する犯罪の割合が多い状況です。
また近年では振り込め詐欺などの特殊詐欺が増加傾向で、2021年の認知件数は11件、被害額は、1,851万円に上ります。さらなる治安の向上のため、第4次吉川市防犯推進計画が策定されました(※)。
※参考:吉川市.「第4次吉川市防犯推進計画」.(参照2025-11-13).
掲げる目標
第4次吉川市防犯推進計画では、“みんなで力を合わせ 犯罪を起こさせないまちづくり”を目標として掲げ、市民の身近な場所で発生する犯罪を防止するために、防犯意識の高揚や地域での自主的な防犯活動、犯罪防止に配慮した環境整備などに取り組んでいます。
具体的な数値目標としては、街頭犯罪と侵入盗の犯罪発生件数(人口千人当たり)に関して、2021年の2.6件から2027年には2.5件以下まで抑えようとしています。
また市民意識調査における、吉川市の住み心地を「よい」と感じる理由に「治安」を挙げる割合を2021年の77.2%から、2027年には80%以上まで高める計画です(※)。
※出典:吉川市.「第4次吉川市防犯推進計画」.(参照2025-11-13).
※参考:吉川市.「第4次吉川市防犯推進計画」.(参照2025-11-13).
方針や役割分担
市と市民、地域、事業所、県、警察が連携・協力して、防犯意識の高揚や地域の防犯力の向上と犯罪被害者の支援、子どもの安全確保、安全・安心な都市環境づくり、規範意識の高揚に努めるのが基本方針です。
こうした街づくりを進める役割分担として、市と市民、地域、事業所、県、警察それぞれの
主な役割を明確にしています。以下は、その一例です。
- 市の主な役割:防犯意識の高揚を図るとともに、防犯活動の充実や防犯設備の整備を図る
- 市民の主な役割:「自らの安全は自ら守ろう」を合言葉に、防犯意識を高める。自治会活動や防犯活動などへ参加する
- 地域の主な役割:地域のコミュニケーションを深める。地域での防犯活動・子どもの見守りに努める
- 事業所の主な役割:従業員の防犯意識の向上とともに、所有・管理する施設の防犯対策に努める
- 県の主な役割:県内の広域的かつ総合的な防犯施策を推進する
- 警察の主な役割:パトロールや街頭活動など犯罪対策を強化。犯罪の取締りを徹底する
主な施策内容
さまざまな施策が実施されており、代表例として以下のようなものが挙げられます。
- 防犯意識の高揚:防犯意識の普及・啓発のため、犯罪の発生情報を登録制メールやSNSなどで周知。防犯に関する情報を広報や市ホームページなどで提供する
- 地域の防犯力の向上と犯罪被害者の支援:地域コミュニティづくりの促進や自治会の支援、自主防犯活動団体の支援、防犯活動拠点における活動の支援などを行う
- 子どもの安全確保:見守り活動の充実のため、防犯用具の貸与や青色防犯パトロールなどを実施。防犯教室の実施や教職員の防犯知識向上も行う
- 安全・安心な都市環境づくり:迷惑行為の対策や道路・公園の防犯対策、公共施設や公共空間の防犯対策、交番の設置、空き家の適正管理などを行う
こうした施策を実施することで、犯罪の起こりにくい環境を整えています。
空き巣やひったくり、子どもを狙った犯罪を抑止するため「吉川市わがまち防犯隊連絡会」による自主防犯活動が実施されています。
本来、回転灯の装着はパトカーや消防車両、防災車両などの緊急車両などにしか認められません。青色防犯パトロールは、警察から「防犯パトロールを適正に行うことができる」と証明を受けた団体にのみ装着が認められています。
防犯パトロール車は、街を巡回することで「犯罪の機会を与えない」「不審者を発見する」ことを目的にしており、犯罪の抑止につながっています。
防犯活動ステーションの設置
吉川駅北口周辺の犯罪を抑止することを目的として、保第二公園防犯活動ステーションが設置されています。
防犯活動ステーションは、自主防犯活動団体の活動拠点として設置されたもので、午後3時~午後9時まで開所しています。主な活動としては、子どもの見守りや犯罪情報などの提供、犯罪者・不審者の警察への通報などが挙げられ、地域の防犯ボランティアの方が活動中です。
こうした地域の目があることにより、下校・帰宅時も安心感があるといえるでしょう。
まとめ
埼玉県吉川市は、新宿駅まで1時間を切る程都心へのアクセスが抜群で、主要駅周辺は商業施設や飲食店が充実している利便性の高さに加え、県内でも屈指の治安の良さが魅力です。子どもがいても暮らしやすい穏やかな環境だからこそ、ベッドタウンとして発展してきました。
閑静な住宅街の広がるエリアが多く、繁華街のような場所もないため静かに暮らしやすい街です。利便性の面からも、治安の面からも、子育てしやすい環境だといえるでしょう。
吉川市の閑静な住宅地で暮らすなら、注文住宅がおすすめです。注文住宅なら、家事動線の効率化や子どもが遊ぶ場所まで見渡せる空間など、自分の思い通りに設計できます。もちろん、防犯カメラやオートロックなどの設置も自由自在です。
注文住宅をお考えの方は、北辰工務店にお任せください。埼玉県内各地でモデルハウスを展開しているので、まずは気軽にご相談ください。
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